ヴィムヴェンダース『PERFECT DAYS』感想|東京のトイレ清掃 公開日:2025年8月11日 芸術と癒しの時間 忙しい日々の中で、ふと心を休めたくなるときがあります。そんなとき観た『PERFECT DAYS』──公衆トイレ清掃員の平山(役所広司)が淡々と過ごす日々を描いた映画──は、私の心を深く静めてくれました。 派手な事件も、大 […] 続きを読む
映画『日日是好日』に寄せてー頭で考える前に、静けさをひとつ 公開日:2025年7月21日 芸術と癒しの時間 頭で考える前に、静けさをひとつ ふと、映画『日日是好日』が見たくなった。 静かにお茶をたてるだけの、あの淡々とした時間の流れ。 そこに、なにか大切なものが宿っている気がした。 もしかしたら、少し疲れていたのかもしれない。 […] 続きを読む
『べらぼう』歌麿と蔦屋重三郎 ― ゴッホと共鳴する孤独の浮世絵 公開日:2025年7月8日 芸術と癒しの時間 ドラマ『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』の中で、 蔦屋重三郎が結婚したあとの喜多川歌麿の微妙な態度が、 心に静かに残っていた。 視線の揺らぎ、間合いの変化、少し遠くを見るような仕草。 言葉ではないところで伝わってくる、距離 […] 続きを読む
ビオラとはどんな楽器? 音の特徴と心に沁みる癒しの魅力 公開日:2025年6月25日 芸術と癒しの時間 静かに寄り添う音――ビオラという存在 楽器にはさまざまな役割があります。 華やかに旋律を歌うヴァイオリン。 低音で全体を支えるチェロやコントラバス。 その間にひっそりと、けれど確かに“音楽の心”をつなぐ楽器があるのをご存 […] 続きを読む
江戸の光を描いた画家:葛飾応為と小林清親の芸術と技法、その魅力 公開日:2025年6月2日 芸術と癒しの時間 はじめに 光の美しさは、影があるからこそ際立つ。 そんな言葉が、ふと心に浮かびました。 江戸から明治へと移り変わる激動の時代に、 あえて“光”を描こうとしたふたりの浮世絵師がいました。 葛飾北斎の娘、葛飾応為。 そして「 […] 続きを読む
小さな勇気が世界を救う——村上春樹の『かえるくん』と『神の子』 公開日:2025年4月27日 芸術と癒しの時間 「世界を救わなければならないんです」 村上春樹の短編に登場する、大きなカエルはそう言いました。 一方で、NHKドラマ『地震のあとで』に登場した青年は、 かつて「カエルくん」と呼ばれていた——。 ふたつの“カエル”が伝える […] 続きを読む
村上春樹原作ドラマに見る、焚き火が灯す再生の時間 公開日:2025年4月21日 芸術と癒しの時間 ふと観たNHKのドラマが、心に静かに沁み込んできました。 それは『地震のあとで』という、 村上春樹の短編小説を原作とした一話完結の連作ドラマシリーズの第2話—— 「アイロンのある風景」。 原作は、短編集『神の子どもたちは […] 続きを読む
静けさは色になる——東山魁夷『道』に見る“迷い”の美学 公開日:2025年3月29日 芸術と癒しの時間 まっすぐに続く“無人の道”が、なぜ私たちの心を打つのか 静かな森の中、誰もいない一本道。 その風景は、私たちの記憶のどこかにあるようで、どこにも存在しないような—— そんな不思議な感覚を呼び起こします。 東 […] 続きを読む
孤独は、悪いものじゃない。——谷川俊太郎にふれるやさしい時間 公開日:2025年3月27日 芸術と癒しの時間 「ひとり」であることに、少し疲れた夜に 夜の帳が降りて、今日という一日が静かに終わっていく時間。 誰かと話す元気もなくて、でも誰かにそっと寄り添ってもらいたい。 そんな夜が、ふいに訪れることがあります。 ス […] 続きを読む
静けさに、耳をすます——武満徹の音楽と日本の美 公開日:2025年3月22日 芸術と癒しの時間 仕事帰りの夜、何も考えずに音楽を流してみる。 テレビも消して、明るすぎる灯りも落として。 ふと流れてきたその音楽は、静けさと静けさのあいだを、まるで光がこぼれるように漂っていました。 それが、武満徹という作 […] 続きを読む