ビオラとはどんな楽器? 音の特徴と心に沁みる癒しの魅力 公開日:2025年6月25日 芸術と癒しの時間 静かに寄り添う音――ビオラという存在 楽器にはさまざまな役割があります。 華やかに旋律を歌うヴァイオリン。 低音で全体を支えるチェロやコントラバス。 その間にひっそりと、けれど確かに“音楽の心”をつなぐ楽器があるのをご存 […] 続きを読む
江戸の光を描いた画家:葛飾応為と小林清親の芸術と技法、その魅力 公開日:2025年6月2日 芸術と癒しの時間 はじめに 光の美しさは、影があるからこそ際立つ。 そんな言葉が、ふと心に浮かびました。 江戸から明治へと移り変わる激動の時代に、 あえて“光”を描こうとしたふたりの浮世絵師がいました。 葛飾北斎の娘、葛飾応為。 そして「 […] 続きを読む
小さな勇気が世界を救う——村上春樹の『かえるくん』と『神の子』 公開日:2025年4月27日 芸術と癒しの時間 「世界を救わなければならないんです」 村上春樹の短編に登場する、大きなカエルはそう言いました。 一方で、NHKドラマ『地震のあとで』に登場した青年は、 かつて「カエルくん」と呼ばれていた——。 ふたつの“カエル”が伝える […] 続きを読む
村上春樹原作ドラマに見る、焚き火が灯す再生の時間 公開日:2025年4月21日 芸術と癒しの時間 ふと観たNHKのドラマが、心に静かに沁み込んできました。 それは『地震のあとで』という、 村上春樹の短編小説を原作とした一話完結の連作ドラマシリーズの第2話—— 「アイロンのある風景」。 原作は、短編集『神の子どもたちは […] 続きを読む
静けさは色になる——東山魁夷『道』に見る“迷い”の美学 公開日:2025年3月29日 芸術と癒しの時間 まっすぐに続く“無人の道”が、なぜ私たちの心を打つのか 静かな森の中、誰もいない一本道。 その風景は、私たちの記憶のどこかにあるようで、どこにも存在しないような—— そんな不思議な感覚を呼び起こします。 東 […] 続きを読む
孤独は、悪いものじゃない。——谷川俊太郎にふれるやさしい時間 公開日:2025年3月27日 芸術と癒しの時間 「ひとり」であることに、少し疲れた夜に 夜の帳が降りて、今日という一日が静かに終わっていく時間。 誰かと話す元気もなくて、でも誰かにそっと寄り添ってもらいたい。 そんな夜が、ふいに訪れることがあります。 ス […] 続きを読む
静けさに、耳をすます——武満徹の音楽と日本の美 公開日:2025年3月22日 芸術と癒しの時間 仕事帰りの夜、何も考えずに音楽を流してみる。 テレビも消して、明るすぎる灯りも落として。 ふと流れてきたその音楽は、静けさと静けさのあいだを、まるで光がこぼれるように漂っていました。 それが、武満徹という作 […] 続きを読む
ピアソラの『リベルタンゴ』を深く理解するための解説 公開日:2017年12月17日 芸術と癒しの時間 スポンサーリンク 『リベルタンゴ』の音楽構造と魅力 この曲を聴くと、最初に感じるのは「抑えきれない情熱」ではないでしょうか? ピアソラは、伝統的なタンゴのリズムに、ジャズやクラシックの要素を大胆に融合 させています。 & […] 続きを読む
速水御舟と傑作『炎舞』——幻想に包まれた生命の舞 公開日:2017年11月30日 芸術と癒しの時間 速水御舟の革新的な「炎舞」 夜の静けさの中、ふと目を閉じる。まぶたの裏に映るのは、 燃え上がる炎のゆらめき。その周りを、ひらひらと舞う蛾たちの儚い姿——。 速水御舟の『炎舞』は、一度目にしたら忘れられない不 […] 続きを読む
老いた光太郎が刻んだ愛——十和田湖畔に眠る智恵子の記憶 公開日:2017年11月11日 芸術と癒しの時間 湖のほとりに、ひっそりと佇むひとつの彫像。 頬をかすめる風の中で、静かに、どこか遠くを見つめています。 それは、まるで「ほんとうの空」を探し続けた智恵子の魂が、 今もなおこの場所に生きているかのように。 この像を刻んだの […] 続きを読む