“最後から二番目の恋”に教えられた。大人だからこそ、ファンキーに生きていい。

再放送中のドラマ『最後から二番目の恋』。

何気なく見始めたのに、ふと心に残った言葉がありました。

 

「ファンキーだね」

そんなセリフを、大人たちが時折口にするんです。

 

最初は、「え?」と思いました。

ファンキーって、陽気でぶっ飛んだ若者向けの言葉じゃなかったっけ?

でも、ドラマの中で何度も出てくるたびに、だんだん違って見えてきました。

 

年齢を重ねたからこそ、

経験をしてきたからこそ、

不器用でも、格好悪くても、自分らしく生きる姿が

一番ファンキーなんだって。

 

世の中の「ちゃんとした大人」の枠にぴったりハマろうとするほど、

少しずつ、息苦しくなってしまうことがあります。

 

若い頃のように勢いだけでは動けないし、

何が正解なのかも、よくわからなくなってくる。

でも、そんな迷いも含めて「今の自分」なんですよね。

 

ファンキーに生きる。

それは、無理して笑うことじゃない。

自分にしか出せないテンポで、好きな服を着て、

一人でワインを飲んで、美術館を歩いて、

ときどき立ち止まってもいいから、

自分の人生を自分の足でちゃんと歩いていくこと。

 

「このままでいいのかな」

そう思ったときに、「うん、案外悪くないかも」って

少しだけ笑ってみる自分がいたら、それはもう十分ファンキー。

 

ドラマの中の登場人物たちも、

失敗しながら、照れながら、

でもどこか、楽しそうに日々を生きていました。

 

私も、そんなふうに歳を重ねたいな。

完璧じゃなくても、かっこつけすぎなくても、

「らしさ」を大切にしながら、前に進めたら。

 

今夜はちょっといい気分です。

ファンキーという言葉が、

明日の私の背中を少し押してくれそうだから。

 

春には11年ぶりに「続続最後から二番目の恋」がはじまるそう。

楽しみです。