過去生の記憶、ブライアンワイス博士の催眠療法で実証、前世の記憶

ブライアンワイス博士

会社の窓の外は、東京湾に6月の太陽がまぶしく輝いています。

夏ももうすぐそこです。

外は、暑そうです。

 

図書館でアメリカの精神科医ブライアンワイスの、前世療法に関する本を偶々見つけて読み、少々興味を持ちました。

前世に関する研究者として、大変有名なブライアンワイス博士ですが、彼はエール大学医学部出身のエリート医師です。

博士は、ある時、キャサリンという女性患者のトラウマの根本原因を調査する為、退行催眠を行っていました。

問題の起きた時点まで一気に退行させたところ、突然前世の記憶が現れたのです。

論理的な唯物論的な思考をもつ科学者として、博士は当初この不可解な結果に対し懐疑的でした。

しかし、前世退行の実証結果から、前世の存在を肯定せざるを得なくなったのです。

前世の記憶は、虚偽記憶、あるいは過誤記憶の一種であるという批判があります。

人間の認識は、実は非常に曖昧なもので、思い出すという行為のプロセスは、脳のアーカイブから記憶の断片を引き出し再構築するという事です。

心理学的に、現在を正当化する為、過去を心理的に作り上げ、それを事実として誤認するという心理的な作用は実際に存在し、証明もされています。

事実、前世の記憶と思っていたものが、実は本人の心理が作りあげた虚偽の事実と証明される事例は多いのです。

ところが、心理学的に作り上げた創作とは説明のできない、実際に経験した事実としか思えない事例も存在するのです。

ブライアンワイス博士の本、「前世療法」を読むと、興味深い様々な例が示されています。

中には複数の患者が、太古に同じ場面を違う視点で語っている興味深い例もありあす。

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バージニア大学の研究から

以前、NHKの超常現象を扱った特別番組で、興味深い話を紹介していました。

アメリカのバージニア大学では前世の記憶に関する研究を行っています。

現在、ジム・タッカー博士が中心となり研究が続けられています。

調査の基本は聞き取り調査で、40か所以上にわたり事例を収集し、綿密な調査が行われているのです。

虚偽記憶とはとても言えない事例が存在するのです。

 

オクラホマ州に住むライアンという少年は、ある夜、突然前世の記憶を語り出しました。

僕は昔、別の人間だったのだと。

前世では、ハリウッドに住み、ニューヨークで踊り、事務所を経営していた、としゃべったのです。

母親はその内容を詳細に記録しました。

少年の記憶は詳細に渡り、住んでいた家の住所や知り合いの議員まで、前世の人生についての様々な話をしたのです。

母親はハリウッドの資料をみつけては息子に見せる作業を続けました。

ある日少年は、映画の一シーンが写ったページを指さし、
“ママやったね!僕をみつけたよ!”

と一人の人物を指さしたのです。

それは白黒映画のエキストラの一人でした。

この男についてタッカー博士達は調査を行いました。

半年後、ハリウッドの図書館でその男の人物が特定されたのです。

同じ写真に名前が記されていたのです。

男の名はマーティ・マーティン。1964年に亡くなった人物です。

調査をすると、ライアン少年の発言と多くの点で一致することがわかってきました。

ニューヨークで踊っていた事、その後ハリウッドでタレント事務所を経営していた事。

さらにタッカー博士とライアン少年の家族は、遺族と話をしました。

そこでさらに、家族しか知らないような話まで一致する事がわかったのです。

住所もハリウッドのプール付き豪邸に住んでいた事実と一致、知り合いに上院議員がいて懇意にしていた事がわかったのです。

この事実はもはや虚偽記憶として説明できないのではないでしょうか。

私は、前世が存在するのなら知りたい、という思いを抑えがたく、実は催眠療法を試してみたことがあります。

結果は残念なことに、何等見ることはできませんでした。

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