日馬富士の暴力事件、釈然としない引退劇。相撲は興業、発展を祈る

日馬富士の引退表明

日馬富士は引退を表明しましたね。

何とも釈然としない話です。

 

かつて安馬と名乗っていた小兵の力士が、まさかあの小さな体で横綱に登りつめるとは思っていませんでした。

力士の大きさというのは、近くで見るとその巨大さに驚きます。

見上げると驚異の肉体に圧倒されます。

以前、都内の某有名ホテルのロビーで、知人と待ち合わせをしていた時、丁度力士の結婚式があったようで、次から次へとテレビで見たことのある力士たちが、タクシーから降りて式場へ向かって行きました。

お付きの力士を従えて、草履の音をペタンペタンと音をたてながら、見上げるような体躯で、鬢付け油の甘い香りを残して、次から次へと歩いて行きました。

あの巨体同士がぶつかるのですから、破壊力は凄まじいものがあるでしょう。

小さな力士の健闘

そのなかで、一人の小兵の力士を見たとき、どうやったらあんな化け物と対等にわたりあえるのだろうと、普段の稽古と研究は、なみなみならぬものがあるのだろうと、尊敬の念を覚えました。

その記憶がありましたから、小さな日馬富士の誕生と活躍には拍手を送っていました。

 

横綱昇進当初、横綱となったばかりに相撲生命は短いのではないか、と危惧したものの、想像を裏切り、相撲界のトップとして、ずっと重責を担ってきました。

きっと相当な努力があったに違いありません。

その日馬富士が、こんな形で土俵を去ることになるのは残念でならないのです。

暴力という事実があったことは明白で、明るみに出た以上は、心技体を体現している権威ある横綱としては、仕方がない事だと思います。

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相撲人気が続く事を願います

が、この後味の悪さはなんなのでしょう。

にかく事実がどこにあるのかよくわからないのです。

貴ノ岩を叱るためというのは事実でしょう。その為、手を出したのも事実。

しかし、そこにどんな真実があったのか知りたくてなりません。

当初報道されたあまりにも誇張された怪我。

相撲協会は無視し、いきなり警察へ訴えた貴乃花親方の不可解な行動。

相撲興行に水をさす、協会理事である親方の理解できない行動。どういう意味が隠されているのか。

一連の流れの中に何か真実ではない嘘が混じっているという、気持ちの悪さ。

日馬富士が呟いた「怖いな」という言葉も。

何ともこの一連の動きに、ストンと落ちないもどかしさばかりが残ります。

何かしらの確執を思わせますが、日馬富士が生け贄とも見える形で、土俵を去らなければならなかったその裏に

何があるのか、明確にしてほしいと思います。。

何故、貴ノ岩は出てこないのでしょう。頭蓋骨骨折という、普通なら再起不可能かもしれないほどの怪我をおいながら、どうやらそれほどでもない様子。

沈黙する貴乃花親方。

どうか相撲人気が冷めない事を願うばかりです。

 

 

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