邪馬台国はどこに?超能力捜査官マクモニーグルの透視で特定?

超能力者マクモニーグル

ジョゼフ・マクモニーグルという人をご存知でしょうか。

一昔前、超能力FBI捜査官としてよくテレビでみかけました。

旧ソ連の機密情報を超能力を使って透視したといいます。

 

先日、図書館で面白い本はないかと探していたところ、たまたま「邪馬台国発見」というタイトルが目に飛び込んできました。

歴史好きとしては、思わず取り上げずにはいられませんでした。

パラパラと読んでみたら、マクモニーグルが透視能力を使って古代を透視したという。

古代日本の面白さ

古代日本には文字がなく、中国の書物に頼らざるを得ませんが、中国戦乱の世など日本の情報もぽつりぽつりとしか存在せず、わずかな情報から類推して、想像するしかありません。

どうやって大和朝廷が出来上がっていったのかは、大和朝廷が確立した後に記された国書「古事記」と「日本書紀」に詳しく記述されています。

しかし国書というのは、権力を正当化するために書かれたもの。

事実が書かれているとは限りません。むしろ権力を正当化するために、事実が捏造されたり、バイアスがかけら

れたりしており、国書から真実を掴むことは出来ません。

古代の歴史の面白さは、見えない部分を、数少ないピースから、欠けている部分をいかに補い全体像を想像するか、謎解きのワクワクにあると思います。

国書が作られた天武、持統の王朝以前、聖徳太子や蘇我氏の時代も含め、国書を否定すれば謎だらけ、教科書から聖徳太子の文字が消える有り様です。

さらにそれ以前になれば、中国に倭の五王の記述が、まるで海に浮かぶ島のようにポツリとあらわれるのみ、魏志倭人伝に出てくる卑弥呼の存在と、大和朝廷に関係性があるのかないのか、長年興味をそそられてきました。
魏志倭人伝に、倭の国で絶大な力を持っていた卑弥呼が登場しながら、なぜそれだけの権力者が日本の歴史書に登場してこないのでしょうか。

或は、実は別の形で表現されているのか、知りたいという欲求に抗えません。

邪馬台国の場所を推定するこれまで議論を起こさせてきた有名な記述、「東行~、西行~」。

東行と西行を連続して読むか。

それとも、東行すれば、西行すればと、個別に読むかにより、場所が変わり、議論が尽くされてきました。

私は天皇家と関わりの深い宇佐八幡が九州にあることをはじめ、九州との深い関係性がいくつもあることから、九州説を信じていました。

しかし、最近の歴史学では、畿内で三角縁神獣鏡が出土される等、次第に畿内説を物的に説明する証拠が次々にあらわれつつあり、軍配が上がったかの感があります。

しかし、やはり確定的な記録がない以上は、想像に頼らざるを得ず、やはり。。という思いが私の心の中にあります。

スポンサーリンク

マクモニーグルの透視

図書館で手にしたマクモニーグルの本。

記述されている、透視能力というものが存在すると仮定したら、彼はどんな世界を見たのだろうと、興味をそそられました。

透視は、不正の入らないよう極めて厳密に行われたようです。

「卑弥呼の墓は」といった問いを封に入れ、密封状態でマクモニーグルにメッセージを渡し、密封の指令に対して透視を行うのです。

指令を目にすることもなく、何故イメージを浮かべる事が出きるのだろうと思いつつ、そこは超能力という言葉で一応納得し読み進めました。

その結果、予期せぬ地名が浮上しました。

その場所とは、山口県長門市。

現在の陵墓参考地とされる安徳天皇陵が卑弥呼の墓であるといいます。

透視によると、卑弥呼には夏の居城と冬の居城があったそうで、夏の居城は奈良県桜井市、冬の居城は山口県豊田湖畔だとか。

何とも広い地域を移動していたものです。

倭国で大乱があった時、実力者である卑弥呼が指導者として乞われて、機内を統治することになったといいます。

部族名は「ヤマト」と言ったとか。

マクモニーグルは、卑弥呼の姿も透視し、彼自身の手によるスケッチが描かれています。

くっきりした二重瞼の明らかに南方系の顔立ちの美人。

その部族の祖先は、中国雲南省にルーツをもち、台湾、沖縄、九州を経て長門にやってきたのだとか。

透視能力で見えた卑弥呼の時代。想像力をかきたてられます。

透視では、夏の居城は、奈良県桜井市だといいます。

大和朝廷の始祖は女神である天照大神。

国書では、天孫であるニニギノミコトが中つ国を収める為、高天原から高千穂に天下ったことになっていますが、皇祖アマテラスが卑弥呼と関連しているのだとしたら。。。

腑に落ちてくる話ではあります。

マクモニーグルの見た世界。現実なのか、現実でなくともない近いものを本当に見たのか。

古代史への想像をますめすかきたてられ、興味はつきません。

スポンサーリンク