すっかり夜の街はクリスマスモード
東京の街はすっかりクリスマスモードです。
ポケットに手をつっこんで、寒い寒いと最中を丸めて夕方の街を歩いていると、あちらこちらの美しいイルミネーションが目に飛び込み、時々足を止めては美しい異世界を味わいます。
街のそこらじゅうが、クリスマスの飾りで装われています。
オーケストラの練習場所にさえも、大きなクリスマスツリーが飾られ、その横で等身大のサンタクロースの人形が、満面の笑みを見せていました。
大手町の駅。地下鉄丸ノ内線へ乗り換えの為、地下道を歩いていたら、途中、吹き抜けの広い空間の中に、背の高い大きな大きなクリスマスツリーが輝いており、大勢の通行人が足を止めて、携帯で写真を撮っていました。
日常と変わらぬ昼間の街は、夜のとばりが落ちてくれば、イルミネーションが輝きはじめます。
そして日がとっぷりと暮れると、見慣れた世界は、全く異なる光あふれた異空間へと変貌します。
私はいつのまにか、見知らぬ夢の世界に立っています。
一ヶ月後、クリスマスの日に、サンタクロースがやってくるまで、東京の夜の街は、夢の世界がひろがっています。
丸の内のイルミネーション
最近美しく改装された東京駅の前、丸の内の通りを覆う街路樹が、夜になれば真っ白な無数の電球に彩られて、有名な光のアーチを作り、恋人達にひとときの夢の時間を体験させてくれます。
電球が仕込まれた木々の枝が、寒く暗い闇の中に光の夢の世界を、燦然と輝く幻想の光の世界を拡げて浮かび上がらせます。
丸の内のイルミネーションは2月の半ばまで見ることが出来るようです。
幸せな表情のカップル達が、光のアーチの中で愛をささやいています。
ポケットに指輪を忍ばせて、無数の光の中で生涯の愛の告白をしようとしているのでしょうか。
幻想の世界で、ただただお互いの幸せをかみしめているのでしょうか。
太陽の明るさは、昼間の世界に、情け容赦なく現実の世界をさらけだします。
夜は、真っ黒のベールの下に、美しくないものも、見たくないものも、すっかり覆い隠してくれます。
クリスマス。
夢の時間を、しばし現実を離れた夢の時間を純粋に楽しむことができるのは、実に幸せな事です。
必要な事です。たぶん。
私も愛する人と、この輝く光の中で、夢の時間を共有したい。
光の幻想の世界にどっぷりと浸って、共に愛しい時間を心行くまで過ごしたい。
無数の明かりの中で、ただただ無言で二人たたずんでいたい。
冬。
冷気とともに自然、心寂しくさせる季節。
闇夜にともる明るい光には、磁石が鉄を引き寄せられるように、心の底にある寂しさを自然に引き寄せる力を持っているようです。
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