いよいよクリスマス!
忘年会まで時間があったのでツリーの並ぶ大通りを歩きました。派手なイルミネーションではありませんが、クリスマス気分を演出してくれます。いよいよクリスマスですね。なぜだか待ちきれないようなワクワクした気持ちになります。
クリスマスの主役、サンタクロースの名は、キリスト教の聖ニコラウス、セントニコラウスが、転じてサンタクロースとなったもの。
ニコラウスがサンタクロースの名を残しましたが、かつてキリスト教の各国では様々な伝説化した聖人たちが、子供達や貧しい人達に贈り物をもたらしました。
クリスマスを迎えるまでの間、聖人たちの日をいくつか迎えます。
クリスマスに活躍する聖人たち
聖カタリナ。皇帝マクセンティウスからの求婚に対して、私の花婿はイエス・キリスト以外にないと断り、その結果殺されることとなり殉教者として、聖人となった女性です。
若い娘の守護聖人となり、クリスマスには、少女に贈り物を与えるといわれました。
聖アンデレや、聖バルバラも、聖ニコラウスに代わり、又、聖ニコラウスとともにプレゼントを配りました。
聖マルチノは、軍人だった頃に、凍えた貧しい人へ自分の着ていた、マントを与えたという話が有名です。
その与えるという行為が象徴的に伝説化してマルチノは、子供達にプレゼントを与えると言われていました。
聖ニコラウス
なんといってものちにサンタクロースとして転化していった聖ニコラウスですね。様々な伝説があります。
沢山の有名な伝説がありますが、”サンタクロースのプレゼント”のもとになった有名なお話。ある破産した家で、
父親は三人の娘を身売りさせなければなりませんでした。
しかし、ニコラウスは夜にその家を訪れて、金貨のはいった三つの財布を置いていきます。
三つの黄金のリンゴを置いていきます。
またこのお話にはいくつかのバリエーションがあって、煙突から金貨を投げ入れ、それが乾かしていた靴下の中に入ったとか。そこから、サンタはプレゼントを靴下に入れるという伝承が生まれたんだとか。
ニコラウスは又、船乗りの守護者でもあります。
暴風の中、船乗りの子が海に落ちて死んに嘆き悲しんでいたところ、聖ニコラウスが子供を生き返らせたという伝説があります。
この聖人、生き返らせるお話がたくさん残っています。
もうひとつのヨーロッパでは歌にもなっている有名なお話があります。
三人の子供達が、両親の手伝いで落ち穂拾いをしていたところ道に迷い、肉屋の戸を叩きます。
肉屋はなんと子供達を殺してしまい、しかも塩漬け樽に入れてしまいます。
ここまでくるともうホラーの世界ですね。
しかし、ニコラウスは七年後肉屋を訪れ、三人の子供を生き帰らせるのです。
この聖ニコラウスが、クリスマス、子供達に贈り物を与える老人サンタクロースの名に変貌していくのですね。
日本ではやさしいサンタクロースのおじいさんですが、中には厳しく悪いことをした子にはプレゼントを持ってこないとか、鞭をうつ厳しいおじいさんだったり。
東北地方のなまはげと比べられます。大分姿かたちはちがいますけどね。
クリスマスのシーズン、プレゼントをもたらす様々な姿があるのですね。
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