女子スケートの素晴らしい成果
今年の平昌オリンピック、やはり女子のスピードスケートの事は書いておきたいですね。
スピードスケートはこれまで期待されながらも、なかなかメダルがとれず、オリンピックの舞台でメダルを獲得することの難しさを知りました。
今回もオリンピック前から期待は高かったものの、正直なところ、ここまでの活躍は想像を超えていました。
小平奈緒選手 スピードスケート1000メートル 銀
高木美保選手 スピードスケート1000メートル 銅
高木美保選手 スピードスケート1500メートル 銀
高木美保選手 スピードスケート1500メートル 銀
小平奈緒選手 スピードスケート1000メートル 金
高木美帆選手、菊池彩花選手、佐藤綾乃選手、高木菜那選手 スピードスケート女子チームパシュート 金
高木菜那選手 スピードスケート女子マススタート 金
これまでを思えば何と圧巻の成績でしょうか。
4年間この瞬間にかけてひたすら鍛錬を積んでの成果は本当に素晴らしく感動します。
メダルを獲得できず、注目を浴びることのなかった数多くの選手たちの涙にも、心から拍手を送りたいですね。
小平選手とイ・サンファ選手
小平選手の金メダルのレースは、背中がゾクゾクするほどの感動でした。
レースに臆する事のない、獲物を狙うような目と、滑走が始まりグングンと速度をあげ、オリンピックレコードをたたき出した。
大舞台での素晴らしい精神力と、エネルギーを一転に注ぎ込んだ一瞬の姿に、努力の昇華した神々しい姿を見ました。
しかし何よりも感動させてくれたのは、小平選手のレース後の行動。
過去2大会の王者イ・サンファ選手への心遣いは心に刻み付けられました。
思わず胸が熱くなりました。
小平選手は観客の声と歓声が残る中、会場へ向けて静かにという仕草を見せ、イ・サンファ選手の出場する次のレースへ冷静に配慮を見せました。
そして、イ・サンファ選手は小平選手の前3連覇を逃した。
涙を流す選手に小平選手はすぐに近寄り抱きかかえ何かささやいていました。
そしてイ・サンファ選手は小平選手に身を委ねる。
思わず涙がこみ上げてきました。
2人の間に深い友情関係があったのですね。
お互いをライバルとして尊敬し、前の大会から4年間切磋琢磨しお互い高みにたどり着き、4年間のフィナーレとしての2人の姿は心を強く打ちました。
2人の友情の上に、手にしたのは金と銀、何と素晴らしいライバルと友情関係ではないでしょうか。
日韓両国民が感動
今、関係の悪化している日韓関係の中で、両国民が皆、2人の姿に等しく感動した事にまた、心が震えました。
今回のオリンピックはちょっと政治色の濃い大会となりました。
しかし、政治的駆け引きではなく、選手同士の純粋なスポーツにかける、このような美しい友情と切磋琢磨する姿は、国境を越えた2人の人間性の美しさを見せてくれた。。
オリンピックならではの選手たちの人間ドラマが私たちに感動を与えてくれ、両国が2人を媒介に思わず両国民が胸襟を開いた瞬間だったのではないでしょうか。
オリンピックが平和の祭典であるまさに象徴的なシーンだったのではないでしょうか。
小平選手とイ・サンファ選手の抱き合うシーンは、この後長くオリンピックの名シーンとして語り継がれることでしょうね。
オリンピックで最も印象に残る、感動のシーンでした。
日本人も韓国人も、あの時共に感じた、いつまでも忘れたくない感動のシーンです。。
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