おんな城主直虎政感想、小野政次ロスに陥った。心に残った高橋一生の名演技

鶴のうた

NHK大河ドラマの政次ロスのインパクトは大きいようですね。私も壮絶な回が頭に焼き付いて離れません。

先日音楽を担当している菅野よう子さんが、追悼CD「鶴のうた」を出されたところ、今注文が殺到しているとか。

 

菅野さん自身、台本を読んであまりの衝撃にショックを受け政次ロスに陥り、作曲されたものだとか。

全14曲、政次が辞世の句を朗読、菅野よう子さんの音楽で政次の一生をたどる構成となっているようです。

注文が殺到し、追加生産中との事。

動画サイトでのドラマ視聴もすごいことになっており、TVerでの番組のスマホダウンロード数が既に850万を突破したとか。

高椅一生さん

高椅一生さんの人気もうなぎ上りで、今やドラマや女性雑誌にひっぱりだこで、凄いことになっているようですね。

高椅一生さんは前から気になる俳優さんでした。ジブリの「耳をすませば」で主人公の恋するバイオリンづくりに夢をかける少年の声を演じていた頃からかな。

その後も、ドラマで複雑な捉えどころのない人間像を上手に表現され、才能のある俳優さんだなあと思っていましたが、この春放映していた「カルテット」で、謎の多いビオラ奏者役で大きな印象を残していったばかりでした。

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しばらく前にAスタジオにゲストとして出演されていましたが、役作りは、きっちりと固めていくのではなく、現場の雰囲気に合わせながら作っていくというお話をされており、ちょっと天才肌の役者さんかなあという印象を受けました。

これからも朝ドラをはじめ、既に出演が目白押しとなっている様子、どんな演技を見せてくれるのか楽しみです。

大河の話に戻りますが、先週の回では、残された井伊の人たちの政次ロスが描かれていておかしかった、ドラマの中で死んでいった政次がしっかりと残されたものの中に生きている事にちょっとほっとするものがありました。

ここにきて、ずっと沈滞していると思っていた大河が一気に爆発、政次の死とともに登場人物たちが生き生きと動き出したような気がします。

大河史上に残る回

しかし、大河史上にも残る回となったようですね。視聴者の心を鷲掴みにしてしまいました。大河ファンとしてもこれほど衝撃を受けた回というのも、なかなか記憶にみつかりません。

しかし本当に心を揺さぶられてしまいました。

全く見返りも期待せず、憎まれ役を一身に負い、憎まれることで愛を、彼の正義を貫いた生き様に感動しました。

そしてそれを心から理解する愛する人の手にかけられることにより、憎まれ役を貫徹させた。いやはや壮絶です。

己の真実に殉じる徹底した精神の強さ。フラッシュバックしてきます。。

もとより実力ある脚本家、森下佳子さんの渾身の執筆。

これからの一気に物語が動くことを期待します。

テーマ音楽のタイトルバック。ツバキの葉が一枚、水面に落ち、一瞬音楽も終わったかと思わせます。

そうしたら、タイトルバックで芽がグングン伸びていくとともに、美しいピアノの音色が曲をもりあげてゆきます。

今まさに描こうとしているところ、ドラマが後半に向かって最高潮を迎えることを期待しています。

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